【人文学部トピックス:副専攻課程】 夢中になれる 学びをもう一つ 自分のものに。
人文学部では2025年度から副専攻課程をスタートさせました。学科の垣根を越えて興味のある分野、ドイツ語やフランス語、中国語、ロシア語、そして韓国・朝鮮語を副専攻とすることが可能です。本課程実施前から、副専攻制度に先立って、英語以外の外国語に力を入れている学生5人に、それぞれの語学の学びについて聞きました。
(写真左から 上段)
人文学部1部 英米文化学科4年 法理 明日馬 (北海道科学大学高校出身)
〈フランス語〉
人文学部1部 日本文化学科3年 細川 莉菜 (北海道札幌手稲高校出身)
〈ドイツ語・フランス語〉
人文学部1部 日本文化学科3年 木谷 美桜 (札幌第一高校出身)
〈中国語〉
(写真左から 下段)
人文学部1部 英米文化学科4年 西村 彩花 (北海学園札幌高校出身)
〈韓国・朝鮮語〉
人文学部2部 日本文化学科1年 横田 大武 (北海道札幌国際情報高校出身)
〈ロシア語〉
K-POPに旅番組、一般教育etc…。きっかけはそれぞれ。
——皆さんは、熱心に英語以外の外国語を学んでいますよね。学ぶ言語もそれぞれですが、やってみようと思ったきっかけを教えてください。
【西村】私はK-POPアイドルが好きで、いろいろなコンテンツを字幕なしで楽しみたいと思ったのがきっかけです。高1の時にまずは独学で勉強を始めました。北海学園大学に進学したのは、韓国語が学べて留学プログラムもあるからです。
【法理】僕は何か大きなきっかけがあるわけではないのですが、家族で旅番組を観ていた時、フランスの街並みやマルシェが紹介されていて。それから母親がフランスに行ってみたいと言うので、僕もだんだん興味が湧いてきました。いつか家族で旅行するならと、フランス語の勉強を始めたのですが、歴史や情勢にも興味が出てきて、今では卒論のテーマにフランスの身分制度を選んで研究しています。
【細川】私は大学生の新入生ガイダンスで聞いたドイツ語とフランス語の響きがカッコよくて心を動かされました。どちらか一つにするのは決め難かったので、1年次ではドイツ語、2年次からフランスを履修することにしたんです。

【木谷】私の場合は、英語以外の外国語の選択で、韓国・朝鮮語か中国語か迷いました。でも、韓国・朝鮮語ではK-POPや韓ドラ好きの人たちからすでに後れを取っていると思い、負けず嫌いな性格なので中国語を選びました。それに加えて、中国語は日本人にとって発音がすごく難しいと聞いたので、挑戦しがいがありそうって燃えちゃったんです。
【横田】僕は高校時代の恩師がロシア語教育に熱心に取り組んでいる有名な先生で、当時から授業でロシア語の挨拶なんかを教えてもらっていました。それでロシア語の発音がちょっと気になるなと思って勉強してみようと思いました。また、地理的にロシアと近く、ロシア語が身近にある稚内市の生まれで、親近感を覚えていたというのもあります。
——これまでどんな授業を履修してきたのですか? 授業以外でも外国語の学びを深めるために取り組んできたことがあれば教えてください。
【西村】北海学園大学は英語以外の語学の授業もすごく充実していて、どんどんステップアップしていけるんですね。私は高校生の時から韓国語の勉強をしていたので、大学入学時点ですでに基礎的な知識はクリアしていました。なので、レベルテストを受けたうえで、基礎Ⅰ・Ⅱはパスし1年次からⅢ・Ⅳを履修しました。2年次になって会話もⅢ・Ⅳを履修。言語系はそれだけですが、1・2年次の一般教育で韓国・朝鮮の文化に関する授業を履修して、学びを深めました。その授業では、韓国語のニュース記事を読みながら情勢とあわせて、時事的な韓国語に触れることもできました。やっぱり言葉を勉強していくうちに、その国の文化や歴史も知りたくなってくるんです。その国のことを知ってこそ、言語を使うことが楽しめるんだと思います。そして、3年次には1年間、韓国の大田大学校に留学しました。

【法理】僕も4年間ずっとフランス語の授業を履修しています。文法や単語、会話だけでなく、フランスの広告に登場するキャッチコピーを通して言葉の使い方を勉強するとか、視点が面白いんです。そのほかは、人文学部の専門科目でヨーロッパの歴史や文化、国と国の関わりなんかも勉強できて、言語と文化の知識が線でつながるのを実体験できました。
【細川】私はフランス語とドイツ語に関係する授業は基本すべて履修しています。基礎は文法の勉強が多いのですが、レベルアップしてくるとその国の文化をその国の言葉で学ぶ授業も増えてきます。例えばフランスの典型的な食事、ドイツの伝統的な物語とかも、全部その国の言葉で学ぶんです。人文学の専門科目ではヨーロッパ文化と日本文化に関する講義をそれぞれ受講したのですが、比較すると、国による違いとか逆に似ているところなんかも発見できて、すごく面白いですね。つい最近のフランス語会話の授業では、カフェに行ってコーヒーを飲みながらフランス語でおしゃべりするという時間がありました。そういうのも含めてすべて楽しいです。
【木谷】私が履修した中国語に関する授業は、基礎と会話のⅠ・Ⅱのみです。そのときにお世話になった大谷先生に勧められて、昨年初めてスピーチコンテストに参加し、運良く全国大会に進出することができました。本番までは毎週、大谷先生に紹介していただいた中国語会話の楊先生の研究室にお邪魔して、発音の練習だけでなく中国の文化についてお茶を飲みながら色々お話しました。これらもいい経験になったと感じています。
【横田】僕は1年生の1・2学期を通してロシア語会話と基礎Ⅰ・Ⅱを受けています。授業外では、学内のロシア研究同好会に所属していて、十月祭でロシア料理のボルシチを提供するために、まずはみんなでロシア料理店に行ってお手本を食べてから、ボルシチ作りの練習をしました。あとは、北海道大学でロシア語教育のワークショップにも参加して、勉強しているところです。

やっぱり楽しい!学びを深める各国での体験。
——留学や渡航でさらに学びを深めている人もいます。どんな体験をしているか教えてください。
【西村】3年次の1年間、韓国の大田大学校と北海学園大学の交換留学プログラムに参加しました。現地では日本語学科に所属して、留学生向けの韓国語の授業や日本や韓国の歴史の授業も受けていました。韓国人の友だちもたくさんできて、一緒に食事に行ったり遊びに出かけたり。一度、韓国人対象の日本語スピーチコンテストに留学生として出てほしいと言われて、韓国語でスピーチをしました。韓国の人たちから「韓国人みたい」と褒められてうれしかったですね。
【細川】実は数日後にウィーンへ旅立ちます。2年生の時に先生からお誘いを受けて、ウィーンにある大学の夏季講習でドイツ語を学ぶプログラムに参加したのですが、世界中の学生が来ていて、ドイツ語や英語だけじゃなく、いろんな国の言葉が飛び交う環境でした。イラン、ブラジル、オランダ、フランス、ハンガリー、韓国に中国とか、もう本当に多国籍。みんなで一緒に授業を受けるのがとても新鮮でした。帰国してすぐに、また行きたいと思って、今度は長期で行きます。
【木谷】2年生の時に参加したスピーチコンテストで全国大会に出場したら、個人の旅費負担なしで、1週間の中国旅行に行かせてもらいました。その経験がモチベーションになって、今年も同じコンテストに出場。今度は世界大会まで行くことができました。夏休みに3週間、世界大会に出場する各国の学生と共同生活を送りながら、一緒に観光したりセミナーに参加したり。150人中、日本人は私だけ。みんなと話をするのも必死だったんですが、すごく貴重な経験になりました。

——語学を頑張ってきて良かったと思うことはありますか?
【西村】日本人はシャイだと思われがちですけど、実際に私も韓国に行ったばかりの頃は、「言葉が伝わらないかも知れない」と、消極的になっていたんです。でも韓国人の学生は逆に日本語でどんどん話しかけてくる。間違いなんて恐れていないんです。それで私も、母語じゃないんだから間違えたっていいし、それが成長に繋がるって思えて、語学の学び方が積極的になりました。
【法理】フランス語は世界でも英語の次に多くの人が使っている言語。身につけておけば、いろんな場面で使えますし、旅行や仕事など選択肢が増えますよね。あとは就職してお金を貯めて家族をフランス旅行に連れて行ってあげたいですね。
【細川】語学の学びを通して世界を知ることで、日本のいいところも見えてくるようになったのはすごく良かったですね。日本の当たり前が世界ではそうじゃないとか、その逆もあって。日本はヨーロッパに比べて生活面がすごく便利。そのありがたさも感じられるようになりました。
【木谷】日本文化学科に入学したのは、日本の歴史を勉強したかったからで、中国語をこんなに勉強するとは思っていませんでした。0からのスタートだったのが世界大会まで行けるようになり、いろんな人に出会えたり交流が増えたりで、それが語学だけじゃなくそのほかの勉強を頑張る糧になっています。中国語をやっていなかったらできなかったことがたくさん経験できました。来年は本格的な留学も視野に入れています。
【横田】以前は正直、ロシアに対してあまりいいイメージを持っていませんでした。でもロシア語を学び始めて、ロシアの文化に触れるようになってからは、ロシア人も自分たちと同じ感覚を持って生きているんだと思えるようになって、ロシアを身近に感じられるようになったんです。そういう理解も、語学を学ぶメリットかなと思います。

——皆さん、語学を通して世界への視野が開かれているようですね。語学は副専攻課程の一例です。人文学部には、興味に応じてさまざまな分野で専門性を深める学びの環境が用意されています。
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