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01 2025

<HOKKAIDO> スポーツをエンタメに。 旭川を本拠地にする プロチームを主宰。

株式会社VOREAS 代表取締役社長 池田 憲士郎 2009年 法学部1部 法律学科卒業

東海大学付属第四高校(現 東海大学付属札幌高校)を卒業後、北海道教育大学旭川校へ進学。3年次に北海学園大学法学部に編入学。2017年に株式会社VOREASを設立し、旭川を本拠地にしたプロバレーボールチーム『ヴォレアス北海道』を運営。部活で出会った奥さまも本学卒業生。

ずっと続けてきたバレーボール、スポーツ採用で会社を活性化。

私とバレーボールとの出合いは中学校の部活です。当時は漫画で流行っていたバスケットボールやサッカーが子どもたちに大人気。いろいろなスポーツを経験しても長続きしなかった私が唯一続けられたのが、バレーボールでした。続けられたうえに中学・高校と北海道代表メンバーに選ばれるまで成長できたのは、入部当時の部員が6名ほどだったおかげで中学1年の時から試合に出場でき、活躍する楽しさを知ったからでした。今でこそ「実践に勝る学びはなし」と言語化できますが、当時は純粋な楽しさから練習や研究に励み、試合の場で成長できたのだと思います。その後は教員を目指して他大学に進学しました。しかし自分がイメージしていた学びとの違いを感じ、興味があった法学を学ぶために北海学園大学へ編入学したのが3年次のこと。大学のトップリーグで戦う北海学園大学のバレーボール部で、上を目指そうと思ったことも方向転換した理由の一つです。

法学部で学び始めた私は、カルチャーショックを受けました。わりと何でも器用にこなせるタイプなので、授業さえ受けていればテストの点数は取れていたんです。しかし法学部の学びは、本を読んだり用語を覚えたりして勉強しないとまったくわからなくて。人生で一番勉強した時期でしたし、ここで身につけた文章解釈やロジカルな思考は今につながっています。

卒業後はバレーボール指導者の道を模索しました。当てがないまま外部コーチのアルバイトなどをして1年半ほど経った頃、故郷の旭川で建設業を営む父に「会社を継がないか」と声をかけられ、ついにバレーボールの道を諦めました。業界を学ぶために東京の建設メーカーで働き、父の会社に入社したのが2014年。そこで若手がいない状況に危機感を持ち、会社が有するバレーボールチームに着目したスポーツ採用を提案しました。結果20代10名の採用に成功し、会社は活性化。社風も大きく変わりました。

自分たちがやる意義と意味、それがすべての判断基準。

若者が知らない会社でも、バレーボールという目的があれば社員は集まる。これは地域も同じだと思いました。人口が減少している旭川でも、住む目的、行く目的さえあれば、人はとどまるはずだって。バレーボールは地域の経済力を上げて次世代につなぐ手段になると考え、2017年にプロチームを運営する株式会社VOREASを設立しました。かつては教員志望で子どもを育てたいという思いがありましたし、北海道は室内スポーツであるバレーボールの競技人口も多く、何より旭川にプロスポーツチームがなかったことも原動力になりました。

現在、取り組んでいる事業は3つ。お客さまが現場で体験するライブエンターテインメント事業、一次産業が盛んな北海道の良質な食に関する事業、誰もが健康で安全にエンターテインメントを楽しめる生活のための環境事業。「まだ見ぬ熱狂と誇りの共創」という企業理念のもと、スポーツをエンタメ化する新しい価値の創造に取り組んでいます。「ヴォレアス北海道」はリーグ昇格を続け、2024年に新設された日本トップのSVリーグに参戦する新たなステップを踏み出したばかりです。プロ興行として世界最高峰のバレーボールリーグを目指すSVリーグの理念は、私たちが追い求めてきたことと合致します。小さな子どもが全選手の名前を覚えて「ヴォレアスの選手になりたい!」と言ってくれる。「苦手だった北海道の冬がバレーボールシーズンのおかげで楽しみになった」と声が届く。ファンと選手が交流を重ねながら旭川のチームとして育ってきたノウハウを、今後は周囲に共有していくつもりです。「ヴォレアス北海道」の本拠地を想定した「旭川スポーツパーク・アリーナプロジェクト」構想も進み出しました。これまで札幌や東京で観ていたスポーツやライブを通して、かっこいい大人の姿を旭川の子どもに見せていくことこそ、私たちの役目なのだと思います。

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