【電子情報工学科トピックス: 計算機実習Ⅱ】 見えてくるのは 大好きなゲームの 裏側の世界。
「計算機実習Ⅱ」でC言語を使ったプログラミングを学ぶ、成田さんと佐藤さん。二人はプログラミングを学ぶほどに、ゲームやスマホの裏側の仕組みが見えてきたと口を揃えます。例えば『ポケットモンスター』のゲームには、キャラクターの画像、数値、文字があって一つのキャラクターが存在します。つまり、ゲームの中のキャラクターは、異なる型をひとかたまりの変数にしたデータベース。数値を扱う「計算機実習Ⅰ」を経て、「計算機実習Ⅱ」で文字を扱うプログラミングを学ぶ二人は、色々な種類のデータをまとめて扱う構造体の習得など、C言語の基礎をマスターして、自由にプログラムを書けるようになる最終目標に向けて奮闘中です。
[計算機実習Ⅱ参加](写真左から)
工学部 電子情報工学科2年 成田 遥南 (市立札幌清田高校出身)
工学部 電子情報工学科2年 佐藤 愛莉 (北海道科学大学高校出身)
プログラミングは試行錯誤の連続。
――まずは、電子情報工学科に進学した理由を教えてください。
【成田】小学校の頃に父がプログラミングの本を買ってくれて、プログラミングが大好きになりました。中学、高校時代も独学を続け、趣味としてゲームを作ったり、いろんな言語を試したりしていました。将来は工学部で学ぼうと小学生の頃から決めていて。女子は少ないだろうと思っていましたが、友だちもできましたし、演劇部の活動もしているので楽しいキャンパスライフを送っています。
【佐藤】高校時代、数学が好きだった私に、北海学園大学の工学部出身だった先生が勧めてくれたことが入学のきっかけです。私は成田さんとは逆に、プログラミングとはまったく縁がありませんでした。最初は意味がわからないことばかり! なんでこうなるのだろうと理由を考え始めると前に進めなくなるので、こういうものだと考えを切り替えて、実習に食らいつきながら頑張っています。入学前は女子学生が少ない印象でしたし、2年次になると山鼻キャンパスに移動して講義を受けるので、友だちはできづらいと思っていました。でも工学部全体で受ける講義もありますし、男子学生も冷たいわけではありませんから、不安は杞憂に終わりました。
――「計算機実習Ⅱ」の手応えはいかがですか?
【成田】自分で勉強すると、本を読んだり、ネットで調べたりするしか方法がありません。段階的にステップアップして学びたいと思っても、わからないところでつまずくと、前に進めなくなることがあります。この実習では、わからないことを仲間や先生に質問できますし、独学で勉強したことも、さらに深く理解できます。後期の実習は始まったばかりですが、前期の最終課題ではHPのゲージが上がる「じゃんけんバトルゲーム」を作成しました。

【佐藤】基礎を学んでいた前期は比較的わかりやすかったのですが、後期はいきなり難しくなりました。前期は実行できないプログラムの間違いを見つける課題でしたが、後期の課題は、すべて自分でプログラムを作らなければなりません。ちなみに私が前期の最終課題で作成したのは、生年月日を入れて干支を出すプログラムです。
――難しそうですね……。どんなことを学び、何ができるようになりましたか?
【成田】プログラミングは学ぶことがたくさんあるので、毎回、ポイントを絞った課題が出されます。例えば、ポインタを使った配列や文字列です。独学だとひと回り勉強したら終わりでしたが、今は予習と復習をしながら学ぶので、しっかり身についている実感があります。おかげで、本や教科書などを確認しなくても、学んだ知識が自分の中からどんどん出てくるようになりました。
【佐藤】すばらしい! 成田さんって本当にすごいんです。私の場合、最初は“こんにちは”と文字を出力するプログラムを書くところから始まって、今は簡単な計算を行うプログラムが書けるようになりました。「うまくいかなかったら、こっちを試してみよう」という具合に、試してみる選択肢が増えたと思います。この実習でプログラミングを実践すると、C言語に関連した「プログラミング序論」や「計算機言語学」といった座学の理解も深まるから面白いです。
【成田】本当にその通り! 聞くだけ、読むだけではなかなか身につかないので、パソコンと向き合って、自分でプログラムを書いてみるのはすごく大事。プログラムの書き方は人それぞれですが、より効率的な書き方はどれかなと考えながら取り組んでいます。
【佐藤】難しい課題の日でも、成田さんはすぐに課題を終えちゃう。
【成田】でも、私は佐藤さんの逆で、数学や物理はすごく苦手でした。どうしてもプログラミングが学びたかったので、頑張りました。

見えてきた身近なプログラムの裏側。
【佐藤】大学でプログラミングを学んで、ゲームを作る人ってすごいと思うようになりました。Nintendo Switchなどのゲームには、選択肢がたくさんあるからです。以前は、「この技すごい!」と純粋にゲームを楽しんでいましたが、学ぶにつれて「このゲームを作った人ってすごい!」と思うようになってきて。一個の選択を作るだけでもこんなに大変なのに、『ポケットモンスター』や『乙女ゲーム』のように選択肢が無数にあるゲームは、プログラムを作るのがどんなに大変だろうって。身近にあるものが、たくさんのプログラムで成り立っていると気づきました。
――これから学んでみたいことはありますか?
【成田】最先端のAI技術に興味があるので研究室で学び、仕事で携わってみたいです。あと、この学科で単位を取ると取得できる第一級陸上特殊無線技士をはじめ、ITパスポート試験や基本情報技術者試験から始めて、ステップアップしながら資格を取得していきたいです。
【佐藤】将来のことはこれから考えるつもりです。まずは卒業できるように勉強します。でも、成田さんの話を聞いて資格一覧を見てみたら、資格取得もいいなと思えてきました。
ある先生が、「C言語や電子系の仕事は今後も消えない」っておっしゃっていて。C言語がわかれば、他の言語もすぐに覚えられるそうです。この先、どの分野でもどの業種でも、どの会社でも必要とされる力なのかもしれません。

――最後に、電子情報工学科はどんな目標を持った高校生に向いていると思いますか?
【佐藤】正直、勉強は難しいですし、毎週、予習・復習が必要なうえ課題もあります。勉強しないと、簡単には単位を取れません。でも、安定した仕事に就きたい、いい企業に入りたい、学費を払っているから真面目に大学に通いたいというように、将来に向けてきちんと学びたい人に向いていると思います。私自身、1年次の春と比べてかなりまじめになりました(笑)。
【成田】電子情報工学科は、プログラミングのアプリケーションだけではなく、パソコンそのものまで、情報と電子のどちらの分野も学べることが強みです。関連性がわかると理解が深まりますし、より強固な知識を得たい人におすすめです。これまで、プログラミングの話ができる友人はいませんでしたが、ここには興味の方向が似ている学生が集まっていますから、ゲームの作り方などの話ができてとても楽しいです。
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