地域研修で見えてきたリアル。 目標は北海道の農業に貢献すること。
短大で地域振興を専攻し、さらに学びを深めるために3年次から編入学した近江さん。大学では地域研修を通して農業のリアルな課題を目の当たりにし、「改めて、北海道の農業に役立つ仕事がしたくなりました」と話します。
農業が盛んな北海道だから、向き合いたい。

短大では、地域振興とビジネスについて研究するコースを専攻していました。私が生まれ育った深川市は農業が盛んな地域で、振興は農業抜きに考えられませんから、自然と関心を持ったのですが、学ぶほどに奥深さを感じ、追究したいことは増えていくばかり。もっと知識を得たい、という気持ちがどんどん強くなって、大学への編入学を決めました。
1年次、2年次と、周りの学生とは勉強してきたことが違うことに、少し不安もありましたが、心配は不要でした。先生やゼミの仲間たちはみんな親切で、分からないことがあれば丁寧に教えてくれるので助けられています。
ゼミでは農業経済学について掘り下げています。10月には念願だった地域研修で富良野市に行ってきました。市役所やJAの職員の方々、生産者さんから直に現状を聞き、深刻な人手不足で外国人労働者に頼らざるを得ないことなど、リアルな課題があることを知りました。
今、報告会のために現地で聞いた内容をまとめています。話を聞くだけで終わらせるのではなく、事実を元に課題を見つけて分析することが大事だと思っています。原因の推察や解決策の模索を通して、未来にどういうふうにつなげていくかを考えようという意識が高まりました。
意見交換で切磋琢磨。
編入学してよかったと思うのは、農業経済学のゼミに入り知識を深められていることが実感できていることです。ゼミでは学生が各自、調べたことを分析して発表し議論するのですが、みんなの意欲や積極性に刺激を受けます。自分が発表する前は何を聞かれても答えられるように準備しなければと緊張しますが、実際に質問されたり意見を聞いたりする中で、いろいろな気づきがあり、自分の意見を客観的に捉えることも大切だなと感じます。それに、そんな濃密なゼミで一緒に時間を過ごす分、すぐに周りとも打ち解けられました。先生もとてもフレンドリーで、勉強以外のことでも気にかけてくれるので、心の支えになっています。

将来は、地元で農業に貢献できる仕事に就きたいと考えています。学園大は道内企業への就職に強く、キャリア支援センターのバックアップも手厚いと聞いているので、そこはしっかり相談しながら、今後は勉強を深めると同時に、インターンシップに取り組んだり、目標実現に向けてアクティブに行動したいと思っています。

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